【税理士試験】仕事しながら4ヶ月で1科目合格した勉強法【独学】
夫が3年で税理士試験5科目に合格しました!この記事では、令和3年度に初めて税理士試験を受験し4カ月間の勉強で1科目合格したときの勉強法等をまとめました。
フルタイムで働きながらスクールに通わずどのように勉強したのか、試験まで時間がない中でどのような工夫をしたのか等、時間の使い方や効率的に学習するために行ったことをご紹介します。
税理士試験以外の勉強をされている方にも参考になる部分があると思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
勉強時間
受験を決めたのが令和3年の3月末、テキストが届いて勉強を始めたのは4月に入ってからでした。
8月の試験まで約4ヶ月、フルタイムで仕事をしながらの受験勉強で、最終的な勉強時間は158時間15分でした。
受験したのは国税徴収法と消費税法の2科目で、上記は2科目合計の勉強時間です。
使用教材
メインで使用したのは「STUDYing(スタディング)」という通信講座の動画講義やテキストです。サブ教材として市販のTACの問題集や理論暗記用のテキストも使用しました。
TACのテキストは以下のシリーズを使用しました。
消費税法は受験者も多いためか、簿記やFPでも有名な「みんなが欲しかった!」シリーズの「教科書」が出版されています。スタディングの動画講義とあわせて、こちらの「教科書」を使用しました。
1冊が国語辞典くらい厚いのですが、消費税法だけでそれが4冊あるということからも、学習範囲が広く難しい試験であることがうかがえます。
同じ分野について、違う視点や言い回しでの説明を読むことでより理解が深まることがありますよね。この「教科書」を読むことで、スタディングで学習したときに難しく感じた分野の理解が助けられたようです。
こちらのTACの問題集も活用しました。問題演習や理論暗記は、ほぼこれで行いました。
短期間で合格するために工夫したこと
ここで、実際に受験した夫からのコメントをご紹介します。
受験勉強で工夫したこと
仕事と並行して受験に挑んだので、時間の確保から始めました。平日は出勤前に1時間、帰宅後2〜3時間確保し、休日は5時間以上を目標に勉強を続けました。
通勤時間などの空き時間もスタディングの動画講義などを聞いて、知識が定着するように意識しました。
理論の暗記では実際に書くことはせず、音読、タイピング、暗唱を繰り返し行い、時短を意識して勉強を進めました。
補足:「休日5時間以上」とありますが、試験が近づいてくると休日は最低8時間以上勉強していました。
メイン教材のスタディングの使い方
まずは全ての単元の動画講義を可能な限り短期間で聞き、全体感を把握しました。
再度講義を聞きなおし、不明な点や重要な点を洗い出し基礎を身につけました。
あとはスタディングの問題演習などを繰り返し試験に向けて準備を重ねました。
補足:いつもコピー用紙を手元に置いて、動画講義を聞きながら学んだことをメモしていました。後で見返すものではなく、その時に情報を整理して理解するためのものなので書き方は適当でOKです。(私が見ても何を書いているか分かりませんでした)
また、前日に学習したことを毎朝思い出せるだけ思い出してコピー用紙にひたすら書いていました。思い出せないことは講義やテキストを見返していました。これが記憶の定着や抜け漏れ防止に役立ったそうです。
勉強方法
上記の教材をどのように使って勉強したのか、さらに具体的にご紹介します。
基礎学習はスタディングの動画講義・問題演習、理論暗記はTACのテキストで行いました。
動画講義はPC・スマホ・タブレットにダウンロードできるため、WiFiがない環境でも勉強することが可能です。
夫の場合、まずスタディングの動画講義を全てひと通り見て、試験で問われる内容の全体像を把握しました。
理解が足りない点や重要な論点を扱う回の動画講義はスマホに保存し、通勤時間や家事の最中などに音声を繰り返し聞いて復習していました。
歩きスマホは危ないので、移動中は画面は見ずにイヤホンで音声だけを聞く「音声学習」にしましょう。
ちなみに、イヤホンはAirPodsProがおすすめです。iPhoneやMacユーザーならこれ一択です。
ノイズキャンセリング機能で電車の中でも音がしっかり聞こえます。イヤホンを耳に入れた瞬間に自動でiPhoneとつながって、動画や音声をすぐに再生できるので便利です。
問題演習は、主にTACの過去問題集を使用しました。
もちろんスタディングの講座内にも問題演習はありますが、よりたくさんの問題に触れておきたいということで、追加でTACの問題集を購入しました。
また、税理士試験では記述問題があるため、法律の条文や趣旨などを正確に覚える必要があります。そこで使用したのが、TACの「理論マスター」というテキストです。
スタディングで学んだ内容を自分でまとめれば良いのですが、試験まで時間が無かったため、重要論点がまとまっている市販のテキストに頼ることにしました。
「理論マスター」は持ち運びやすいサイズでありながら、記述問題で問われやすい論点がしっかりまとまっています。このテキストを完璧に覚えれば、試験に十分に太刀打ちできる知識が身につきます。
暗記は繰り返し見ることが大切です。小さめサイズの紙のテキストだと、外出先に持っていくのはもちろん、家の中でも持ち運んでいつでもサッと開けるので便利です。
ずっとスマホやパソコンを見ていると目の疲れや肩こりなどに悩まされることも多いので、紙とデジタルをうまく組み合わせながら無理なく効率的な学習を継続できたのがポイントだったのではないかと思います。
「難関試験だからスクールに通うべき?」「でもスクールはお金も時間もかかる…」「市販のテキストで完全独学も難しそう」という方は、通信講座のスタディングがおすすめです!
スタディングは簿記論・財務諸表論の2科目セットで税込59,800円、税法1科目が税込49,800円という破格で、動画講義・音声講義・問題演習・質問サービスなど充実した内容で合格をサポートしてくれます!
大手予備校だと1科目で20〜40万円かかることが多いので、圧倒的なコスパの良さです。
まとめ
- おすすめはメイン教材:スタディング × サブ:市販のTAC教材
- まず全体像を把握してから、重要論点を繰り返し学習する
- 通勤時などのスキマ時間は音声学習
- 小さめの紙テキストを常に持ち歩いていつでもどこでも暗記
- 理論暗記は「書かない」勉強で時短(音読・タイピング・暗唱)
仕事を続けながらの受験は、時間との戦いです。質の高い勉強を効率的に行うことが合格へのカギとなります。
時間がない社会人こそ、市販の教材での独学でも予備校への通学でもなく、通信講座での学習をおすすめします。
数ある通信講座やスクールの中でも、スタディングは圧倒的なコスパの良さが魅力です。動画講義、音声講義、問題演習、質問サービスなど、充実の内容でこの価格は他にはありません。
ぜひ、まずは無料でおためししてみてください!
受験生の皆さんが自分に合った勉強法を見つけて、無事に合格出来ることを祈っています!