社会人が1ヶ月でTOEIC50点上げた方法
社会人として働きながら、約1ヶ月間でTOEICの点数を100点アップさせることを目指して勉強しました。結果としては50点アップにとどまりましたが、具体的にどのようにしてスコアアップを狙ったのかについてお話します。
勉強前の実力
TOEICを受験するのは、4回目でした。過去3回はいずれも大学生の頃に受験しました。スコアは、1回目が510点、2回目が580点、3回目が610点だったと記憶しています。
ちなみに、いずれもTOEICのための勉強はせずに受験しました。
大学を卒業してから、英語を読んだり書いたり話したりすることはほとんどありませんでした。机に向かって英語の勉強をしたことはなく、たま〜にスマートフォンでPod castやYouTubeなどの英語の音声を聞くことはありましたが、正直何を言っているのか理解できないことが多かったです。
ということで、英語力は大学生の頃がピークで、今回の勉強を始める前は単語やフレーズをどんどん忘れてしまっている状況でした。
前回の受験から期間が空きましたが、この数年で英語力が上がっているどころか、下手したら、単語などを忘れてしまった分、スコアが下がってしまう可能性もあると思っていました。
だからこそ、今回はTOEICに向けた勉強をして、本番に臨みました。
今回の結果
今回の結果は、660点でした。前回と比べると50点アップですが、目標の100点アップは達成できませんでした・・・。
とりあえず(ギリギリ)時間内にすべての問題を解くことができたので、TOEIC終了直後は満足していました。しかし、この結果を見ると正直もう少し取りたかったな、と思います。
ちなみに、私が受験したのは2020.12.6で、結果が出たのが12.21です。インターネットでは約2週間で結果が見られるようになったので、思ったより早かったなという印象です。
ちなみに、「TOEIC申込サイトにてテスト結果の表示を開始いたしましたので、ログインしてご確認ください」というメールが届いて、結果が出たことを知ることができました。
また、メールには、「公式認定証は2021年01月05日(火)発送予定です」と記載されています。年末年始をはさむこともあってか、紙の結果の送付は、受験から約1ヶ月かかるようですね。
今回使った教材
具体的に、どんな教材を使ったかというと、
- TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問
- TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(通称「金フレ」)
の2つです。
時間がないので、たくさんのテキストに手を出すよりも1つを繰り返し解いた方が良いと思い、上記の2つを使って勉強しました。
また、約1ヶ月しか勉強する期間がなかったため、
- とにかく問題形式に慣れること
- 集中力を保つこと
を意識した勉強を行いました。
実を言うと、金フレを購入したのは本番の1週間前なので、新しい単語はほとんど覚えられませんでした。
主に使ったのは「至高の模試600問」です。
この問題集には、200問×3回分=600問の問題が収録されています。
他の問題集だと、2回分しか問題が収録されていなかったり、リスニングの音源がCDだけだったりもしますよね。
こちらは3回分収録されている上に、スマホアプリでリスニングの音声をダウンロードして聞くことができます。
もちろんCDも付いているので、CD派の人にもおすすめです。
2600円+税なので、公式問題集などと比較するとコスパは良いと思います。
使い方
金フレはあまり使いこなせないまま本番を迎えてしまったので、至高の模試の使い方をご紹介したいと思います。
まずはじめに決めたことは、
3回分を3周ずつ解くことです。
一応時間を計って時間内に解くことを意識しますが、初めは2時間を過ぎてしまうこともありました。
私は、時間を過ぎてもそのままの勢いで最後まで解くようにしました。単純に、後回しにするとやらなくなると思ったからです。
その代わり、2時間が経過した時点でマークシートに印をつけていました。
その印を境に、「ここまでは時間内に解けたけど、ここからは時間無制限で解いた」ということが分かるようになっています。
印はご自身が分かればどんなものでも良いです。私は 」(とじかっこ)を最後に解いた問題の右下につけたり、余白に○問目までとメモしたりしていました。
答え合わせをして、知らなかった単語や訳せなかった文章の意味を確認します。間違えた問題だけでなく、回答に自信がない問題もしっかり見直します。
「至高の模試」のマークシートには「勘ボックス」が付いているので、自信がない問題にチェックを入れておくと復習の際に役立ちます。
1回目はすべての解説を読みますが、2回目、3回目は間違えた問題と自信がない問題だけ見直しました。時間がないからこそ効率的に勉強することが求められます。
ちなみに、1日あたりの平均勉強時間は、平日が1〜2時間、休日が3時間ほどでした。無理なく続けられるのがこのくらいだったので、あまり長時間の勉強はしていませんでした。とにかく続けることを大切にしていました。
受験した感想
過去問や予想問題集などを解いて、TOEICの問題形式や時間配分に慣れることが大切だと感じました。
今まではTOEICのための勉強をせずに受験して、「時間が足りない・・・」「英語のメールやチラシなんてほとんど読んだことない・・・」「知らない単語ばかり・・・」と感じていました。
それが、今回、TOEICに向けて勉強をして臨んだことによって、最後まで落ち着いて問題を解くことができました。
また、TOEICは単なる英語力だけでなく、集中力も求められます。
リスニングは1度しか流れないため、ボーッとしていると聞き逃してしまいます。また、リーディングパートは75分で解くには文字数や問題数が多く、どれだけ速く正確に読めるかがカギとなります。
私は、1つの問題集を繰り返し解いて答えを覚えてしまっても、リスニング45分・リーディング75分を集中し続けるための練習として問題集を活用していました。
まとめ
今回は1ヶ月という短い期間だったので、「英語力を上げる」というよりも、「今の実力を最大限発揮するための準備」をした、という方が近いかもしれません。
どのようにして準備したかというと、
- 模試を繰り返し解くことで、TOEICの問題形式や時間配分に慣れる
- 「見たことあるけど意味を思い出せない」という単語をできるだけ無くす
を意識して勉強しました。
新しい単語をたくさん覚えるには時間的な余裕がなかったので、模試3回分を解いて何度か出てきた単語と、一度覚えたはずなのに忘れてしまった単語を重点的に見直しました。
それから、私は一度に2時間勉強できなくてもいいと思っています。「リスニングだけ、リーディングだけでもいい」し、リーディングも1度に全部やらずに「Part7は明日でいい」といったように、かなり自由に解いていました。
仕事の後に2時間の模試を解いて、丸つけ、復習・・・はなかなかハードルが高いですよね。それだけで1日が終わってしまいます。
細かく分けてもいいから、自分が無理なくできる範囲で、勉強を続けることを大切にしました。
しっかり2時間続けて問題を解いたのは最初の2回ほどだったと思いますが、それでも本番は集中力を切らさず、最後まで解くことができました。
長時間勉強できなくても、毎日少しずつやれば、それなりに成果が積み上がっていきます。
学校、仕事、家事・育児などで忙しいみなさんも、「挑戦してみたい!」と思ったら、ぜひ諦めずに自分なりのペースで勉強を続けてみてください!応援しています!
私も、せっかくなので、今後も勉強を続けて再受験したいと思います!