忙しい社会人の勉強をAIで効率化|NotebookLMの使い方と注意点
「効率よく勉強したいけれど、どうすればいいか分からない」
「AIも色々出ているけれど、正直うまく使いこなせていない」
忙しい社会人の方で、こうした悩みを感じている方は多いのではないでしょうか。
仕事が終わってから勉強しようと思っても、テキストを読む気力が出なかったり、長時間の解説動画を“見るだけ”で終わってしまったり。
結果として、「やったつもり」なのに身についていない、という状態に陥りがちです。
そこで今回は、私自身が実際に資格試験対策で使ってみた
NotebookLMというAIツールについて、
メリットだけでなく注意点も含めて、正直な体験ベースで解説します。
NotebookLMとは?勉強に向いている理由
NotebookLMは、一言で言うと「自分が指定した資料だけを理解してくれるAI」です。
一般的な生成AI(ChatGPTなど)は、インターネット上の広い知識をもとに回答しますが、NotebookLMは少し性質が異なります。
あらかじめ自分で用意した資料(ソース)を読み込ませ、その内容を前提に要約や解説、質問への回答を行います。
扱えるソースは以下のようなものです。
- 音声ファイル
- コピーして貼り付けたテキスト
- Google ドキュメント
- Google スライド
- Google スプレッドシート
- 画像
- Microsoft Word、テキスト、マークダウン、PDF ファイル
- ウェブの URL
- 公開されている YouTube 動画の URL
特徴的なのは、YouTubeのURLをそのままソースにできる点です。
長尺の解説動画や講義動画をすべて視聴しなくても、内容を要約したり、重要ポイントを整理したりできます。
NotebookLMを勉強に使うメリット
1. 動画・音声でまとめてくれる
NotebookLMの大きなメリットは、文章中心の教材をスライドや動画、音声形式に変換できる点です。
長文テキストを要約したり、その要点を音声で読み上げたりできるため、
- テキストを読むのがつらいとき
- 通勤・通学中など「目が使えない時間」
でも、勉強を進められます。
音声は不自然な機械音声での読み上げではなく、ラジオで男女がそのテーマについて話しているような感じで自然に話してくれます。勉強用途であれば十分実用的なクオリティだと感じました。
2. YouTubeを「見るだけ」で終わらせない
YouTubeには質の高い解説動画が多い一方で、内容が頭に入ってきていなくても「見ただけで満足して終わる」という問題もあります。
NotebookLMを使えば、
- 動画の要点を短くまとめる
- 重要論点を整理する
- 理解チェック用の質問を作る
といった使い方ができ、インプットの初速が一気に上がるのが大きな強みです。
正直なデメリット・注意点
便利なNotebookLMですが、万能ではありません。
使ってみて感じた注意点も正直に書いておきます。
1. 音声の日本語が不自然になることがある
専門用語や固有名詞を含む場合に音声読み上げの日本語が少し不自然になったり、漢字の読み方が少し惜しい時もあります。
「100点の音声」を期待するのではなく、補助的なインプット手段として使うのが良いでしょう。
2. ソースが間違っていると、そのまままとめてしまう
NotebookLMは、自分で入れたソースのみを情報源とします。
そのため、元の資料に誤りがあると、それが正しいことを前提に“きれいにまとめてしまう”ことがあります。
いわば、賢く間違える可能性がある点には注意が必要です。
3. 問題文や解説がズレることがある
予想問題を作らせた際に、
- 解釈の違い
- 条件の読み落とし
- 4択問題なのに答えが2つになる
といったケースも実際にありました。
「AIが作った=正しい」と思い込まず、必ず人間側でチェックする前提で使う必要があります。
主な勉強向けの使い方
NotebookLMは、以下のような使い方と相性が良いです。
- 長尺YouTube動画の概要をまとめる
- テキスト教材を音声化する
- 理解が難しい部分の解説を噛み砕いてもらう
- 予想問題を作って理解度をチェックする
特に大切なのは、いきなり問題を作らせないことです。
まず動画・音声・要約で全体像を頭に入れ、その後に問題を作ることで、
「この問題おかしくない?」といった違和感に気づきやすくなります。
紙の教材はどうやって取り込む?
NotebookLMを使う上で、意外とつまずきやすいのが
紙のテキストや問題集の扱い方です。
私は、紙の教材をPDF化してソースとして取り込みました。
その際に使ったのが、スマホアプリの Adobe Scan です。
Adobe Scanは、
- 無料で使える
- PDF化まで一通り可能
- 自動シャッター機能あり
- 2ページまとめて撮影できる
といった点が非常に便利でした。
何百ページもある教材を1ページずつ撮影するのは大変ですが、NotebookLMのソースとして使うだけであれば、Adobe ScanでPDF化すれば十分だと感じています。
実際に使ってみた感想(資格試験対策)
私は、給与計算実務能力検定の対策にNotebookLMを使いました。
この試験は、過去問や予想問題集がほとんどなく、公式模試も15,000円ほどかかります。
受験料も含めると、模試まで受けるのは正直かなりの出費です。
そこで、問題を自作する目的でNotebookLMを活用しました。
AIが作る問題や解答解説には誤りもありますが、それを疑い、確認し、修正するプロセス自体が理解を深める良い訓練になったと感じています。
まとめ:NotebookLMは「勉強の相棒」
NotebookLMは、勉強を代わりにやってくれる魔法のツールではありません。
しかし、
- 教材や動画はあるが活かしきれていない
- 忙しくて勉強時間が取りにくい
- 「見るだけ」の勉強から抜け出したい
そんな社会人にとっては、一緒に考え、理解を深めてくれる優秀な相棒になり得ます。
AIをうまく使いながら、勉強の質と効率を上げたい方は、NotebookLMを一度試してみてはいかがでしょうか。
